2022年11月13日(日)開催 第48回「県民の集い in 藤沢」のお知らせ (アピール版)

❤ 第48回「県民の集い in 藤沢」 チラシの閲覧とダウンロードはこちらをクリックしてください。

❤ 県民の集いで無料上映される映画「ふたり~あなたという光~」のご紹介

  💛概要

     精神しょうがい者を妹に持つ主人公の物語.婚約することになるのだが・・・.

  💛予告編

     ユーチューブを使っての再生になります.全画面化,音量調整など出来ます.


  💛映画の1シーン,中央が主人公で左がその婚約者,右が妹で精神しょうがい者


❤ シンポジウムで基調講演される澁谷智子先生のご紹介

  澁谷智子先生は,ヤングケアラー研究の草分けです.ヤングケアラーという新しい切り口で精神しょうがい者とその「きょうだい」のことを考えてくれています.

 病気や精神的な問題を抱えた家族をケアする18歳未満の子どもや若者は、近年「ヤングケアラー」と呼ばれ、関心が高まっています。ヤングケアラーについて知ってもらうには、彼らの体験や感情はもちろん、その背景にある社会状況の変化、家族の関係、学校、医療、福祉サービス、時間の経過がもたらす影響、若者の就職のあり方など、さまざまな要素を織り込んで見ていく必要があります。少子高齢化や共働きの広まり、世帯人数の減少といった傾向が顕著になっていくなかで、誰もがケアを担うあるいはケアを受ける時代になってきていること、その中に、未成年の子どもや若者も含まれています。

 まずは、ヤングケアラーたちが、ケアに関することや自分の気持ちを安心して話せるような環境を作っていくことが大切です。学校や地域の中で、「この人なら」「ここなら」ケアのことを話していいんだ、と子どもたちが思えるようにしていければと考えます。すべての人がケアを担うことを前提に、働き方や働くことへの準備を組んでいく必要があります。時間も体力も気力も有限です。賃労働だけにすべてを注ぐような働き方ができる人は少数派になっていきます。お金を稼ぐ仕事においても家の中の仕事においても、これまで一人の人が専従で担っていた役割を、複数の人で分担したり、必要に応じて交代したりできるようにしておくことが、大切になってきます。

中央公論新社,インタビュー記事(2018,7/2)より抜粋